カリフォルニア州の児童危険罪とDUI
児童危険罪で
逮捕された方へ
DUIのときに未成年者が車に乗っていると、検察はふつう、児童危険罪(child endangerment)を別の罪として加えます。この罪は軽罪(misdemeanor)にも重罪(felony)にもなりえます。子どもが14歳未満だった場合は、別の罪を加える代わりに、DUIの罪に加重(enhancement=刑を重くする追加の主張)を付けることもできます。いずれにしても、起訴されたとおりに有罪になれば、拘置所での服役が必ず科されます。
児童危険罪は、多くの場合、DUIの罪に加重の主張(enhancement)として付けられます(子どもが14歳未満だった場合)。そうなると、初犯では最低48時間、拘置所(county jail)に入ることになります。10年以内の2回目では最低10日、10年以内の3回目では最低30日、10年以内の4回目では最低90日に引き上げられます。

児童危険を伴うDUIで有罪になったときの罰則(車両法 23572 VC)
児童危険罪と
DUIの罰則
カリフォルニア州で、児童危険を伴うDUIの罰則:
- 子どもを乗せての1回目のDUI:DUIの有罪判決で受けるほかの刑に加えて、拘置所での48時間の加重があります。
- 子どもを乗せての2回目のDUI:DUIの有罪判決で受けるほかの刑に加えて、拘置所での10日間の加重があります。
- 子どもを乗せての3回目のDUI:DUIの有罪判決で受けるほかの刑に加えて、拘置所での30日間の加重があります。
- 子どもを乗せての4回目のDUI(重罪または軽罪):DUIの有罪判決で受けるほかの刑に加えて、拘置所での90日間の加重があります。
DUIにほかの情状を重くする事情がある場合は、さらに加重されることがあります。例えば次のようなものです。
- 制限速度を時速20マイルまたは30マイル超える速度違反、または無謀運転:拘置所での服役がさらに60日。
- BAC 0.15%以上:刑の加重は、BACの値やほかの事実・事情によって変わります。
- 血中アルコールの検査の拒否:拘置所での服役の追加と免許停止。1回目・2回目・3回目・4回目のどのDUIかによって変わります。
- けが人の出たDUI:けがや重い傷害(great bodily injury)を負った人がいる場合、免許停止、常習交通違反者(habitual traffic offender)の扱い、州刑務所(state prison)での服役の可能性など、さらに罰則が加わります。
児童危険罪は別の罪で、軽罪(misdemeanor)としても重罪(felony)としても起訴されえます。軽罪の児童危険罪で有罪になると、最長1年の拘置所(county jail)での服役になることがあります。重罪として起訴され有罪になると、州刑務所(state prison)で2年・4年・6年のいずれかの服役になることがあります。
これらの罰則は変わることがあり、事件ごとの具体的な状況によっても違います。
飲酒・薬物の影響下での運転(DUI)で有罪になったときの罰則(車両法 §23152)
DUIの罰則
保護観察(probation。3〜5年)がつく場合の、刑の最低と最高:
初犯(1回目)
罰金$390〜$1000(これに追加金=penalty assessment が加わり、実際の支払いは約3〜4倍)、最長6か月の拘置所(county jail)での服役、3か月・6か月・9か月のいずれかのアルコールプログラムへの参加。有罪判決を受けると、DMV(車両局)は、命じられたアルコールプログラムの長さに応じて、免許を6か月か10か月停止します。ただし、制限付き免許を申請できる場合があります。また、運転記録に2点が加算されます。
10年以内の2回目
罰金$390〜$1000(これに追加金=penalty assessment が加わり、実際の支払いは約3〜4倍)、最低4日・最長1年の拘置所(county jail)での服役、18か月のアルコールプログラムへの参加、最長3年間のアルコール検知式エンジンロック装置(IID)の取り付け。有罪判決を受けると、DMVは免許を2年間停止します。ただし、IIDを取り付けたうえで、1年間の制限付き免許を申請できる場合があります。また、運転記録に2点が加算されます。
10年以内の3回目
罰金$390〜$1000(これに追加金=penalty assessment が加わり、実際の支払いは約3〜4倍)、最低120日・最長1年の拘置所(county jail)での服役、18か月のアルコールプログラムへの参加、最長3年間のアルコール検知式エンジンロック装置(IID)の取り付け。有罪判決を受けると、DMVは免許を3年間取り消します。ただし、IIDを取り付けたうえで、2年間の制限付き免許を申請できる場合があります。また、運転記録に2点が加算されます。
2027年1月1日からは、10年以内の3回目も重罪として起訴されることがあり、その場合は拘置所(county jail)で16か月・2年・3年のいずれかの服役になることがあります。
10年以内の4回目
罰金$390〜$1000(これに追加金=penalty assessment が加わり、実際の支払いは約3〜4倍)、最低180日・最長1年の拘置所(county jail)での服役、18か月のアルコールプログラムへの参加、最長3年間のアルコール検知式エンジンロック装置(IID)の取り付け。有罪判決を受けると、DMVは免許を4年間取り消します。ただし、IIDを取り付けたうえで、3年間の制限付き免許を申請できる場合があります。また、運転記録に2点が加算されます。
2027年1月1日から、10年以内の5回目以上は必ず重罪として起訴されます。
罰則の種類
カリフォルニア州では、児童危険罪とDUIで有罪になると、次のような罰則を受けることがあります。

罰金
DUIで有罪になると、高額の罰金を科されることがよくあります。基本の罰金に追加金が上乗せされ、合計は基本の罰金の4〜5倍になります。
拘置所での服役
DUIは少なくとも軽罪(misdemeanor)にあたり、拘置所での服役を科されることがあります。その期間は、前科の数や、人にけがをさせたかどうかによって長くなります。

免許停止
DUIで逮捕されただけで、運転できるかどうかに自動的に影響が出ます。裁判所とDMVの処分は重なることがあり、自分だけで対応するのは難しいことがあります。

DUI講習
DUIで有罪になると、最低3か月のアルコールプログラム(DUI講習)への参加が必要になります。また、運転を続けられるようにするために、このプログラムへの参加が必要になることもあります。

エンジンロック装置(IID)
IID(アルコール検知式エンジンロック装置)は、エンジンをかけるとき、また走行中にも不定期に、アルコールを含まない息を吹き込むよう求める装置で、これに応えないと車を動かし続けられません。DUIで有罪になったときや、DMVヒアリングで不利な判断が出たときに、取り付けが必要になることがよくあります。

社会奉仕活動
刑の一部として命じられたり、罰金を払う代わりとして交渉で決まったりすることがあります。ふつうは公共作業(Community Labor)より作業は軽いですが、時間は長くなります。

公共作業
ワークリリース(Work Release)とも呼ばれ、事故を伴うDUIでよく命じられます。拘置所の代わりになることもあります(8時間=拘置所1日分)。例えば、高速道路でのごみ拾いなどです。社会奉仕活動より作業はきついですが、時間は短くなります。

足首の監視装置
足首に付ける監視装置は、被告人に健康上の問題があるときや、長い刑で仕事を失うおそれがあるときに、拘置所の代わりとして交渉で認められることがよくあります。付けている人は仕事に行くことはできますが、決められた時間までに家に帰らなければなりません。この装置はアルコールを検知することもできます。

保護観察
初めてのDUIで有罪になった場合、保護観察(probation)の期間は3年と決まっています。くり返しの場合は、最長5年の保護観察になることがあります。DUIが重罪でない限り、この保護観察は担当官がつかない簡易なもの(informal probation)です。保護観察中は、BAC 0.01%で運転しただけでも、保護観察の違反や免許停止の対象になることがあります。
児童危険罪とDUIの成立要件
有罪を認めるしかないとは限りません
14歳未満の子どもを車に乗せて、飲酒・薬物の影響下で運転すると、罰則が重くなります。
カリフォルニア州で、児童危険を伴うDUI(車両法 23572 VC)が成り立つ要件は次のとおりです。
- アルコールまたは薬物の影響下で運転していたこと。
- その時、14歳未満の子どもが車に乗っていたこと。
この条文のもとでは、子どもが実際に安全だったかや、あなたの実際の運転のしかたは、有罪かどうかを決める要素ではないことに注意が必要です。要素は、影響下で運転していたかどうかと、車に子どもが乗っていたかどうかだけです。
DUIと児童危険罪の弁護
DUIと児童危険罪の起訴に対する効果的な弁護
1. 同乗者は子どもではなかった
出来事のときの同乗者の年齢を示す証拠を出すことが、とても大切になります。例えば、出生証明書、身分証明書、同乗者の年齢を確かめられる人の証言などです。
2. 運転していなかった
逮捕の時刻の前後にあなたが車を運転していた証拠がなければ、DUIの起訴の大前提そのものを争います。
3. 違法な逮捕・停止
警察があなたを停止・逮捕したことが適法だったか(相当な理由=probable cause があったか)を争うことができます。権利が侵害されていた場合は、DUIの起訴の取り下げにつながることがあります。
4. BACの上昇
アルコールの吸収の速さは、人種・性別・飲んだ時間や量などによって違います。運転していたときから検査を受けたときまでの間に、BACが上がっていた可能性を主張します。
5. 口の中のアルコール
げっぷや胃酸の逆流などで、呼気検査の最中に胃から口へアルコールが上がってくると、呼気検査の結果がゆがむことがあります。こうした点を指摘します。
6. 公平でない路上テスト(FST)
路上テスト(FST=警察官が路上でさせる、歩く・片足で立つなどの動作のテスト)が、その信用性を損なうようなかたよりや誤りなく行われたかを調べます。
7. 検査機の調整不備
使われた呼気検査機の整備と調整(校正)の記録をくわしく調べ、正しく調整されていない機械の結果を争います。
8. ミランダ警告なし
逮捕後に取り調べをするときは、ミランダ警告(黙秘権などの告知)をしなければなりません。実際に逮捕され手錠をかけられた時刻を突き止め、それ以降にミランダ警告なしでした供述を、証拠から外すよう求めます。
9. 血液の発酵
血液の小びんに十分な防腐剤が入っていないと、血液が発酵して、BACの値が高く出ることがあります。
10. 呼気検査を争う
体がまだアルコールを吸収している途中だと、呼気検査機は「必ず」高すぎる値を示します。実際の値と測った値の食い違いを示すのは、弁護士の役目です。
11. 緊急避難(necessity)または強迫(duress)
まれに、弁護側が、子どもを危ない状況から逃がすなど、より大きな害を防ぐために、被告人は影響下で運転するしかなかった、と主張することもあります。
12. 人違い・無実の罪
弁護側は、被告人が車を運転していた人ではなかった、または起訴が無実の罪の告発にもとづいている、と主張できます。
13. 病気・体の状態
糖尿病、低血糖、自動醸造症候群(オートブルワリー症候群)、GERD(胃酸の逆流)などの病気によって、BACの値が実際より高く出ることがあります。
14. DUI検問
DUI検問は正しく設置・運営されていなければなりません。そうでなければ、その停止そのものに相当な理由(probable cause)がないことになります。
15. 強制的な採血
連邦法では、本人の同意がない限り、採血には令状が必要です。同意も令状もなければ、血液検査の結果を証拠から外せることがあります。
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よくあるご質問
よくあるご質問
DUIで捕まり、呼気検査で法定の基準値を超えていました。有罪なのは明らかなのに、弁護士に頼む意味はあるのでしょうか?
弁護士に頼めば、一度も裁判所に行かずに済むこともありますか?
ある出来事について連絡するようにと、警察から手紙や留守番電話のメッセージが届きました。どうすればよいですか?
DUIで逮捕されました。SR-22は必要ですか?
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ジェフ・ヨウ
The DUI Specialistにお電話ください
飲酒運転(DUI)で起訴されたら、すぐにDUIに特化した弁護士に相談することがとても大切です。私はDUIの弁護に特化した弁護士として、これまで数千件の飲酒運転事件を自ら担当し、その経験を生かして依頼者を弁護してきました。カリフォルニア州各地の裁判所の検察官や裁判官のことも、それぞれの裁判所での進め方もよく知っています。下のお問い合わせフォーム、またはお電話((213) 446 – 2495)で、今すぐ無料相談をご予約ください。
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拘置所に入らずに済んだ依頼者の割合
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