カリフォルニア州では、DUI(Driving Under the Influence)ケースの大半は、軽犯罪(Misdemeanors)として起訴されます。つまり、保護観察期間(3年から5年)が終了すると、有罪判決を無効とし、記録に残す「エクスパンジメント(Expungement)」をすることができます。重罪(Felony)のDUIで有罪判決を受けた場合、執行猶予期間終了時に、まず重罪を軽犯罪に引き下げるよう裁判所に請願する必要があります。エクスパンジメントがされると、犯罪記録に「前科」が残らなくなります(ただし、DMVの記録にはDUIの前歴やDMVヒアリングでの不利な判決が残る場合があります)。
以前は、保護観察が終了したら、裁判所に嘆願書を提出することで、前科の抹消が可能でした。しかし2008年以降、新しい法律により、飲酒運転や特定の運転関連の犯罪記録の抹消がより困難になっています。飲酒運転の前科を抹消するための嘆願が許可されるかどうかは、裁判所の裁量となり、社会的利益、“interests of justice”が考慮される様になりました。
・犯罪の重大性
・賠償金(もしあれば)が支払い済かどうか。
・有罪判決後の運転記録。
・有罪判決を受けた年齢。
・今回が最初の犯罪歴抹消申請であるかどうか。
・申立人は商業運転手、ベビーシッター、パイロット、または犯罪歴の抹消により社会へ不利益をもたらす可能性のある職業に就いているかどうか。
・その他、請願許可または請願却下を正当化する、軽減・加重要因。
有能なDUI弁護士は、上記の項目について偽証罪に関する宣誓書を作成し、エクスパンジメント・ヒアリングであなたに代わってそれらをプレゼンします。
優秀なDUI弁護士が代理を務めることで、あなたのエクスパンジメント申請が許可される可能性が最も高くなることが保証されます。
通常はみえません。雇用主が司法省(DOJ)に身元調査を依頼すると、「前科」のみが明らかになります。DUIが抹消(expunged)された場合は、もはや前科とはみなされません。
はい。エクスパンジメントは、犯罪記録のみを対象としています。従って、あなたの運転記録には、過去の飲酒運転による点数や、DMVヒアリングに負けたことが残っている可能性があります。
はい、通常、裁判所に請願するために120ドルのエクスパンジメント手数料がかかります。