1. 飲酒運転の取り調べでは、どこから来たのか、どこへ行くのか、何を飲んだのか、どのくらい飲んだのか・・・などなど、警官の質問には一切答えないように丁寧に断るようにしましょう。警官に刑務所に入ると脅されたり、協力すれば早く解放されるという推測から、たいていの人は話し始めますが、話すことは、後に法廷で有罪を容易にすること以外、まったく意味がないのです。考えてみてください、検察側が口頭での証言を得たほうがいいのか、それとも何も得られないほうがいいのか?ミランダ権には理由があります。権利を行使しましょう。
2. もしあなたが21歳以上で、過去の飲酒運転で執行猶予中でなければ、PASテスト(Preliminary Alcohol Screening Test)を拒否することが得策です。この現場での呼気検査は完全に任意です。このテストは、あなたが法的に受ける義務のある呼気検査とは別物なので、混同しないようにしましょう(Tip4参照)。
3. フィールド飲酒検査(FSTとして知られている)は完全に任意であり、あなたが以前の飲酒運転による保護観察中でない限り、決してFSTを行うべきではありません。警官は要求するものは何でも受け入れるように人々を促すが、検察は後に法廷でFST結果をつかい、あなたの有罪判決をはるかに容易にすることができるようになります。
4. 警察署に連行された場合、呼気検査か血液検査のどちらかを選択することになります。アルコール摂取量や時間帯によって結果はかわるので、どちらを受けるべきかは一概にはいえません。息の検査はあまり正確ではありません。そのため、弁護士が法廷で結果に異議を唱えることができる可能性が高くなります。血液検査はより正確な結果が出ますが、検査をするのに時間がかかります。アルコール血中濃度は時間経過により下がるため、検査待ちの間にBACが0.08%以下となる可能性があります。
5. 12オンスの缶ビール1本、または、4オンスのグラスワイン1杯、または、80度のリキュール1ショットで、平均的な人のBACは約0.02%になります。それぞれの飲み物が体外に排出されるまでには、およそ1時間かかります。もちろん、これは検査装置が正確であることが前提ですが、そうでない場合も多々あります。
6. 警察官に質問されたとき、多くの人は直感的に “何時間も前に飲んだ “と答えるでしょう。黙秘するのが一番ですが、どうしても話をしたい気持ちが抑えられないのであれば、 せめて嘘はつかないようにしましょう。直近の飲酒は、実は後に法廷で呼気検査機の正確性に異議を申し立てるための要素の一つになります。(呼気測定値が不自然が高いという主張が可能。) つまり5時間前に飲んだと言うよりも、5分前に飲んだ方がずっと良いのです。
7. 車が「駐車中」だからといって、飲酒運転で逮捕/検挙されないとは限りません。車を停めて休憩する必要があると感じたら、疑いを招くような道路脇に車を停めるのではなく、正規の駐車スペースを探しましょう。さらに、エンジンが切れていること、できればキーが挿さっていないことを確認しましょう。
8. 口から強いアルコール臭がする場合、ガムを使用してください。マウスウォッシュにはアルコールが含まれていることが多く、アルコール臭が強くなるだけでなく、飲酒検知器でアルコール濃度が高く表示される可能性があります。
9. 常にヘッドライトやブレーキランプがきちんと点灯していること、窓ガラスにスモークを貼っていないことを確認してください。警察官は、あなたを停車させるためにあらゆる理由を探しているのです。